彼氏と一緒にいないと不安になる原因と解消法を心のプロが解説
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こんにちは
不安でいっぱいの恋愛から卒業!
自分に自信が持てて
自分らしく愛される女性に変わる
「愛されメンタル」
のあおきだいです。
今日は
【彼氏と一緒にいないと不安になる原因と解消法】
というテーマで話をさせていただきます。
・一緒にいる間は大丈夫だけど
離れていると不安で仕方がない
・彼から返事が返ってこないと、
3分に一度返信がないかチェックしてしまう
・彼から「好きだよ」と言われても、
次の日になると「好きだ」と
思ってくれているかどうか不安になる
・彼を信じたいけど
どうしても不安になってしまう…
・46時中彼のことばかり考えてしまって
他のことに手がつかない…
このように
“目の前に彼がいれば安心できるけど
そうじゃない時には不安になる”
こうしたことで悩んでいらっしゃいませんか?
こうした不安の原因は
”対象恒常性”
と呼ばれる感覚の欠如が原因です。
この記事では対象恒常性についての解説と
こうした不安を解消するための
トレーニング方法について話をさせていただきます。
※なお同じ寂しさでも"彼氏と一緒にいてもそれでも不安になる"という場合には
寂しさの原因が異なり別のアプローチが必要になります。
そちらについては別の記事で原因とセルフケアの方法について
詳しく解説しておりますのでご興味があればこちらもお読みください
目次
対象恒常性とは何か?
さきほど、彼と一緒にいないと不安になってしまう原因は
【対象恒常性の欠如】
にあると述べさせていただきました。
この対象恒常性とは何かというと
“同一の物や同一の人物は同じようにあり続ける”
と思える感覚のことです。
例えば私に優しい母親は
明日になっても同様に優しいし、
私に友好的な友人の◯◯ちゃんは
明日になってもたぶん
友好的に接してくれるだろうと思える。
そんな風に思えるのは
この対象恒常性によるものです。
対象恒常性がないと一緒にいないと不安になる
ではもし、この”対象恒常性”が
なかったらどうなるでしょうか?
対象恒常性が未発達の場合、
相手が基本的に同じ状態を維持していると思えません。
だから昨日仲が良かった友達も、
明日になったらどう思っているかは分からないし、
もしかしたら私のことを嫌いになっているかもしれないと思い、
毎回不安にさらされることになってしまいます。
例えば
“明日になったら大地震が起きるかもしれない”
と思っていたとしたら、
毎日不安で仕方がないと思います。
地震ではありませんが
対象恒常性が未発達の人の場合、
“明日になったら嫌われているかもしれない”
と思ってしまうため、
毎日不安で仕方がなくなってしまいます。
だから彼が目の前で笑顔でいてくれる間は
「よかった。彼は私に好意を持ってくれている」
と思えるのですが、
目に見えない間やLINEなどで繋がっていない間は
「この一緒にいない時間の間に
私のことを嫌いになっていないだろうか?」
と思ってしまい、
不安で仕方がなくなってしまうのです。
あるクライアントさんはこうした心の状態のことを
「私には『好き』という言葉の有効機嫌が短いんだ」
と表現してくれました。
対象恒常性が発達していないと、
目の前にあるものしか信じることができなくなって
どうしても不安になってしまいます。
なぜ対象恒常性が欠如するのか?
ここまでの話で対象恒常性がどういったものか、
大体お分かりいただけたかと思いますが、
ここで次の疑問が生まれます。
どうして対象恒常性が発達していて
離れていても安心できる人もいれば、
対象恒常性が未発達で、
不安になってしまう人がいるのか?
その理由は養育環境の違いにあります。
基本的にこの”対象恒常性”は
幼少期の母親・養育者との関わりの中で形成されます。
母親や養育者との間で十二分にスキンシップを与えられると
子どもは心の中に
“自分を守ってくれる母親像”
を取り込むことができ、
「たとえ目の前にいなくても、
母親はきっと自分のことを愛してくれているだろう」
と思えるようになります。
最初のうちは母親に抱っこされていないと
泣いていた幼児が徐々に母親から離れられるようになり、
ついには母親が外出していても
安心していられるようになるのはこのためです。
小さい頃にスキンシップがないとどうなる?
このようにして”対象恒常性”が発達していくのですが、
ではこの時期に母親が子どもにスキンシップをとらない場合には
どうなるでしょうか?
・母親が子どもに関心がなかった
・母親がスキンシップが苦手であまり接触がなかった
・出産後すぐに職場に復帰しなければならず(看護師など)
母親が子どものそばにいられなかった
・母子家庭であるため、
母親が朝から晩まで働かなければいけなかった
母親が子どもを愛しているかどうかとは別に、
こうしたさまざまな理由から
幼児期に十分なスキンシップが与えられない場合、
子どもは“自分を守ってくれる母親像”を
心の中に取り込むことができず
“対象恒常性”を獲得することができません。
そしてそのまま大人になった結果、
交際相手に対しても、
“一緒にいないと不安になる”
という悩みを抱えることになってしまうのです。
彼氏と一緒にいないと不安になるのは大人になってからでも克服できる
このような理由から対象恒常性が欠如して、
一緒にいないと不安になる
という悩みが生まれるわけですが、
こうした不安を解消することはできないのでしょうか?
安心してください。
大人になった今からでも
“対象恒常性”を育み、
彼と一緒にいなくても安心できるようになることは可能です。
ここからはそのための
具体的なトレーニング方法をご紹介します。
“対象恒常性”トレーニング
1.これまでのあなたの人生の中から
「この人は信頼できる・安心できる」
という人物を探して1人選んでください。
2.その人物があなたのいる場所の
向かい1mほどのところに立っていると想像します。
3.「このワークの間、あなたに甘えてもいいですか?」
とその人物に質問し、肯定的な反応が返ってくることを確認します。
(※ステップ1で選ぶ際に、
肯定的な反応が返ってくる人物を選んでください)
4.ステップ3で確認して「甘えてもいいかもしれない」と思えたら、
イメージのその人物の目の前にいき、
その人にハグしてもらう想像をしてください。
※できれば枕や大きめのクッション、
丸めた毛布などを用意して
そのクッションがその人であると思って
ハグするようにするとより効果的です
(身体の感覚で”スキンシップ”を感じれるのが望ましいため)
※この際、寂しかった、不安だった、悲しかったなど
我慢していた感情が湧き出てきた場合には、
そうした感情をその人に聞いてもらうイメージをしてください。
5.十分に甘えられて安心する、ほっとする、
心地がよいという感覚が得られたら
「◯◯さん、ありがとう」と言って
その人物から離れ、ワークを終了します
彼氏と一緒にいないと不安になるのは対象恒常性を発達させればなくなる
いかがでしたでしょうか?
今日は
【彼氏と一緒にいないと不安になる原因と解消法】
というテーマで”対象恒常性”について
話をさせていただきました。
1回、2回程度では十分に発達させることは難しいですが、
5回、10回と何度かワークを繰り返し行っていただくことで
「人の気持ちはころころ変わるものではないんだ」
「離れていてもきっと彼は私のことを
好きと思ってくれているに違いない」
と思えるようになり、
離れていても安心して過ごせるようになっていきますので
ぜひ続けて取り組んでみてくださいね。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。