【Q&A】愛情表現し過ぎるのはだめなのでしょうか?
みなさんこんにちは
恋愛セラピストの青木大です。
今日はQ&Aです。
テーマは”愛情表現し過ぎるのはだめなのでしょうか?”です。
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愛情表現をしすぎるのはダメなのでしょうか?
私はよく彼女に対して「好きだよ」ということを言います。
スキンシップも好きなので、一緒にいるときはもちろん手を繋ぎたいし、抱きしめたりすることも多いです。彼女といると、どうしてもそうしたくなるんです。
しかし、どうも最近、そのことを嫌がられているというか、彼女の方が飽きれて引いている感じがします。男性の方から「好きだ」とアピールしすぎるのは恋愛においてよくないのでしょうか?
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ご連絡ありがとうございます。
基本的には男性の方から女性に対して”好き”という言葉を伝える男性って少ないです。
その意味で、あなたが交際されている女性はとても幸せな方だと思います。
今でこそ”ちょっとくどいよ”というように相手の方にうんざりされているかもしれませんが、付き合い始めとか、少し前にはそんな風に嫌がられることもなかった、思い返してみるとそうじゃありませんか?
相手が自分のことをどう思ってくれているのか分からない。
好きでいてくれるのかどうか分からない。
こんな時に交際相手の男性が”好きだよ”とか”愛してる”とか言葉にしてくれたら、女性としては当然嬉しい、これは間違いないです。
今お二人の間で問題になっているのは
”バランス”
の問題なんです。
腹八分目の先の先へ
例えばこんなシーンを考えてみてください。
食事中、ご飯を食べ終えたあなたに彼女は次のように言います。
“ねぇ、実はポテトサラダがあるの。食べるよね?”
“う、うん”
多少お腹がふくれているのだけれど、彼女がそう言うので、あなたは無理して食べます。
ポテトサラダも食べ終えて、いよいよ満腹、そんな時に
“パンも焼いてみたんだ。食べるよね?”
“う、うーん”
“パンは嫌いだった?”
“いや、食べる。食べるよ!”
そうして、せっかく彼女が用意してくれたのだから、かなり無理してパンも食べることになります。
なんとかパンも食べ終えたあなた。
そこへ
“ねぇ・・・”
ときたら・・・
“いい加減にしてよ!こっちはお腹いっぱいなんだよ!見て分からないの!”
“頑張って用意したから食べて欲しいのは分かるけど、ちょっとはこっちのことも考えてよ!”
そんな風にキレてしまうと思いませんか?
“好きだ””愛してる”などの愛情表現も一緒です。
いくら相手に言われたら基本的には嬉しい言葉でも、投げかけて欲しいかどうかはタイミングによります。
お腹がいっぱいの時に”これも食べて”と言われたら、嬉しい反面しんどいです。それは”好き”という言葉でも一緒。
あなたが”好き”と相手に言いたい気持ちがある、それはいいことです。
でもそれを言うかどうかは相手の状況しだい。
相手のお腹がすいている時を見極めて”好きだよ”と伝えてあげることができたら、24時間延々と”好きだよ”と言われるよりも遥かにずっと価値がある、そんな風に思いませんか?
”好き”を抑えるのはシンドイこと?
こんな風に言うと、あなたはこう思うかもしれません。
“どうして相手のことが好きでしょうがないのに、それを伝えちゃあいけないんだ”
“あれこれ考えずに素直に伝える方がいいんじゃないか”
確かにそうかもしれないし、そういう気持ちも分かります。
でも。。。でもその結果として、あなたの大切な彼女が苦しい・しんどい思いをしていたら、どうですか?
そんなの嫌ですよね。
“好きだ”という気持ちを伝えるのをガマンするのはしんどい。
でも
タイミングを考えずに相手が苦しい思いをするのと
タイミングを考えて、自分は苦しいけど相手はハッピーな気分で過ごせるのと
どっちの方がいいですか?
相手を”好き”な気持ちを垂れ流すのと、
相手が一分一秒でも幸せな心安らぐ気持ちで過ごせるようにあれこれ思いめぐらすのと
どっちの方が、より”愛”のある態度だと思いますか?
親子関係で考えると分かりやすいかもしれません。
子供であるあなたがどんなことを感じ・思い悩んでいるかなんてなんにも知らないくせに「あれしなさい・これしなさい」と言ってくる親と
子供であるあなたが感じ・悩むことを把握して理解し、時に励まし、時に叱り、時にただ抱きしめ、 時に信じて見守る親
どっちの親の方がいいですか?
どちらの方に愛を感じますか?
当然、後者の方ですよね。
でも、もちろん、後者の方が前者の何倍も大変です。
その分相手のことをしっかり見なくちゃいけないし、
”今相手がどんなことを思っているのか”
”どんな気分で過ごしているのか”
”家族や仕事先での人間関係はどうか”
など様々なことを考えて、言葉やタイミングを選ばないといけない。。。
あなただったら、どちらを選びますか?
あなただったら、相手がどちらの態度をとってくれた時に
“あぁ、この人はホントに私のことを心の底から愛してくれているんだ。幸せだなぁ”
“この人じゃなきゃだめ。ずっと一緒にいたい”
と感じますか?
まとめ
あなたがあなたのために言う”好き”は相手にとって負担になります。
“好き”な気持ちを抑えて欲しい、といっているわけではないんです。
その”好き”な気持ちをガソリンにして、エネルギーにして、相手のことをより考えてあげる・理解してあげることが、あなたにならできると言っているんです。
それだけ”好き”な気持ちがあるんだから、あとは表現の仕方を工夫するだけです。
“この人と一緒にいれて幸せ”と相手が心から思えるにはどうするのがいいのか、を考えるようにしてみてください。
あなたが相手の方を”好き”という気持ちが二人にとってよりプラスに働く手助けになれば幸いです。
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