“失恋から立ち直る7つの方法”はなぜ役に立たないのか?
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みなさんこんにちは
恋愛セラピストの青木大です。
今日のテーマは"失恋から立ち直る"です
"失恋から立ち直る"
このことについてインターネットで調べると、"失恋から立ち直る○つの方法"などそういった記事が山のようにでてきます。
僕は仕事で恋愛セラピーをしていて、相談にくるクライアントさんの悩みの解決のお手伝いをしていますが、その立場からすると、そのほとんどが機能しない、というか機能することもあるけれど、本当に失恋で苦しんでいる人にとっては気休め・淡い希望にしかならない情報だな、と言わざるをえません。
ここでは、
"失恋で苦しんでいる人がなにになぜ苦しんでいるのか"
"よくある失恋から立ち直る方法はなぜ機能しないのか"
を示したうえで、恋愛セラピストからみた
"失恋から立ち直るために本当に必要なこと"
についてお話していきたいと思います。
失恋から立ち直る
セラピー・カウンセリングをしていると”失恋して彼と別れてつらいです””もう何ヶ月もふさぎ込んでいます”という相談でこられる方が結構おられます。本人としては今の状態がつらいし、周りにも心配支えてしまうから
”失恋から立ち直りたい”
”失恋を克服したい”
といって来られるのです。
ただ…僕が初回カウンセリングの中でお話をうかがっていると、ある1つの事実が見えてきます。。。それは・・・
“彼女たちはほんとは失恋を乗り越えたい、立ち直りたくなんてない”
ということです。
“失恋から立ち直りたくない”という言い方をすれば、これを読まれている方の中には”こんなにつらいのに、失恋から立ち直りたくないわけないじゃない!”と怒りだしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。でもそれは、今のふさぎ込んでしまう、いっさいの気力のわいてこない”つらい気持ち”を消し去りたいだけであって”自分が失恋した”ということを受け入れたいわけじゃない。もう少し言い方をかえると
“確かに今のふさぎ込んでしまう・一切の気力の湧いてこないつらい気持ちは消し去りたい。でも彼との復縁や彼への未練は断ち切りたくない”
と言っているのです。だから
”乗り越えたい、断ち切りたいけど断ち切れない”
という心の綱引きのような状態になっている。これを葛藤状態と呼びます。
言われてみてどうでしょう?今そんな状態に陥ってはいませんか?
わからない、という方は次のセリフを実際に口に出して言ってみてください
『私は彼との別れを心から受け入れます』
言ってみてどうでしょうか?
すんなり言うことができますか?
あるいは身体が”ノー”とか”もやもや・むずむずする”と言っていませんか?
もしそうだとしたら、あなたの心の中では葛藤が起きています。
どうして、彼との別れを受け入れることが難しいのでしょうか?
あなたが失恋で失ったもの
彼との別れを受け入れる、ということはすなわち、”彼を失った”という事実を認めるということです。これだけでも大きな痛みを伴いますが、ほかにも次のようなものを同時に失っている場合があります。
・幸せな結婚生活
・彼と過ごしている時の生き生きした自分
・母親になるということ
彼との別れが10代の頃のように単純に”恋人を失う”ということを意味するだけならまだショックはそれほど大きくはなりませんが、婚期のただ中にいる女性にとっては”もう私は結婚できないかもしれない”という発想につながることが多い。彼と別れることで”幸せな家庭生活を失う・母親になるチャンスを失う”ということを思い浮かべるかもしれません。。。
また、恋愛依存傾向の強い人であれば"恋愛していない自分には意味がない・恋愛していないなら生きる意味がない"と感じてしまうことも多いでしょう。彼を失うことは"人生を失う""生きる意味を失う"ことのように感じる場合もあるかもしれません。
そう考えると、、、それを失うショックはとても大きなものですよね。だとすると”彼とはまだ終わっていない””彼とはまだやり直せるかもしれない”ということにしておいた方が現実を受け入れないですむ、そんな風にあなたの無意識・潜在意識は考えます。
だからこそ”彼との別れ”を頭でわかっていても心や身体では受け入れてないし、前に進めずにつらい気持ちを抱えた状態にとどまることになるのです。
では、具体的にどうすれば、このつらい失恋から抜け出すことができるのでしょうか?
失恋から立ち直る方法、のウソ
よくインターネットのサイトや相談をみていると、次のようなことが書かれているのを目にします
・時間がたてば解決する
・他に好きな人ができたら解決する
・仕事や趣味に没頭すれば解決する
しかしながら、、、これらは”ウソ”です。
恋愛カウンセリング・セラピーをしている立場から言わせてもらうなら、これらのことは解決の役にはたちません・・・1つずつ見ていきましょう。
- 時間がたてば解決する
これを読んでいる人の中には、別れてすぐの人もいれば、何ヶ月もたつ人もいるでしょう。後者の人は身をもって”時間がたっても解決なんてしないよ!”と体感されていることと思いますので、ここでは前者の人に向けて書いていきます。冒頭でも述べたように、”失恋から立ち直れない”のは心の中で綱引きが起きている”心理的葛藤状態”にあるためです。心の綱引きが解消されれば抜け出せるわけですが、逆に言えばこの綱引きが解消しない限り抜け出すことはできません。時間が全く影響しないわけではありませんが、それは時間がたったからというよりも、周囲との関わりがきっかけでどちらかの力が弱まったからです。
もしあながた一ヶ月、二ヶ月と引きずっているのであれば、周囲にそういう影響がないか、あるいはよほど強い力が働いていると言えます。その場合そのままではどれだけ時間が経ってもあなたの悩みは解消しません。
- 他に好きな人ができたら解決する
“新たに好きな異性を見つけたら元気になった”
そういう声やアドバイスを耳にすることはチラホラあるかもしれません。でもこれも実は”ウソ”です。ウソというか、順番が逆なんですね。
他に好きな異性ができたら立ち直ったのではなく、先に立ち直っていたら他の異性を好きになることができたのです。これは先の”失恋で失ったもの”がそこまで大きなものにつながっていないケースです。ゆえに”彼を失った”ということを受け入れることができるので、心理的葛藤を抜け出すことができ、次の恋愛に進むことを潜在意識が”許可”している。だから次の気になる人・好きな人を見つけることができるのです。
しかしながら、そうではなくて”失恋を自分の中で受け入れてない”状態で友人に連れられてむりやり他の異性を探すという場合だと、他の異性を探すことは”彼を失う”ということを意味するので、心が、身体がそれを認めてくれません。
友人が外からみれば"こんな素敵なひといない"というような魅力的な異性を紹介してくれているのだけど心がまったく反応しない。。。そういう経験はありませんか?ここではそういったメカニズムが働いているのです。だからあなたがどれだけ”次の恋愛に出会えれば”と外に探し求めても、見つかることはありません。いやむしろ、却って”やっぱり私には彼しかいない”という想いが強まる。。。そんなことがあなたの心の中で起きてはいませんか。
- 仕事や趣味に没頭すれば解決する
仕事や趣味に没頭する、これはあながち効果がないわけではありません。仕事や趣味に意識を注いでいるあいだ、あなたは失恋のつらい気持ちを味わわずにすむことができるでしょう。でも、裏を返せば”味わわずにいる”だけなので、見ないふりをしているだけでそこには変わらず”つらい気持ち”が残ったままになっているはずです。傷つき疲れた気持ちをいったん休めるには有効ですが、1で述べたように、時間がたっても問題は解決されません。どれだけそれらに没頭したとしても失恋から立ち直るわけではないし、2で説明したように、その状態では次の異性も見つかりません。(小説やテレビに出てくる”夫をなくしてから死後や趣味にのみ生きていて、関心を寄せる男性を歯牙にもかけない女性”をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません)
・時間がたってもだめ
・次の好きな異性を見つけるのもだめ
・仕事や趣味も解決には繋がらない
ではいったい立ち直るにはどうしたらいいのか・・・
失恋から立ち直るために本当に必要なものは○○です
失恋から立ち直るにはどうしたらよいでしょう。
失恋から立ち直る、とはすなわち
“彼やそれに付随するものとの別れを受け入れる”
ことだと言いました。
セラピストという立場から様々なクライアントさんと向き合ってきたうえで言わせてもらうならば、失恋から立ち直ることーーーそれはある1つの感情と向き合うことです。
悲しみ、、、ちがいます。
では怖れ、、、ちがいます。
それじゃあ孤独とか寂しさ?、、、これも違います。
失恋を受け入れ、立ち直るために本当に向き合う必要のある感情・・・それは・・・
“怒り”
です。
普通の感覚でいえば、失恋したときに沸き上がってくるのは悲しみでしょう。
"悲しみを感じましょう"
"いっぱい泣きましょう"
という本もあれば、そう助言するカウンセラーもいたりします。
でも、、、それで悩みは解決してない、ですよね。
それで解決するんだったらこれまでに悲しみなんてさんざん感じたし、もうすでに問題は解決している、そのはずですよね?
多くの失恋のケースにおいて、特に長く引きずる失恋において、”悲しみ”は解決には役立つ感情ではありません。
本当に感じる必要のある感情は"怒り"です。
本物の感情・偽物の感情
感情には”本物の感情”(primary feeling)と”偽物の感情”(secondary feeling)があるってご存知ですか?
偽物の感情は、感じる・味わうことをしても心の中からなくなりません。しかし、本物の感情はちゃんと味わえば、スッと泡のように溶けて消えていきます。
だからもし、あなたがずっと悲しみを感じ続けているのであれば、それはここでは偽物の感情です。このケースの本物の感情である“怒り”を感じることをしない・避けるためにずっと悲しみにとらわれ続けているのです。
少しイメージしずらいかもしれませんのである事例を紹介します。
Mさんのケース
32歳女性
Mさんは彼との失恋から3ヶ月たったタイミングで相談にこられました。いつも失恋の後はある程度引きずるのだけど、これだけ引きずるのは初めて、ということでした。
話を聞いていくと、Mさんは毎日、悲しみと後悔、無気力感に苛まれているとおっしゃいます。別れの直接的な原因はささいなことでのケンカなのですが、
“どうしてあのときあんなことを言ってしまったんだろう”
“あのときあんな風に言わなければ・・・”
そんな風にずっとご自分を責めておられてました。
“罪悪感”というのは実は怒りを外に出せないときに、その怒りを自分に向ける行為です。ですので、Mさんには彼に対する”怒り”が秘められていることが分かります。そこでMさんに彼への怒りを出すように促しました。
“どうして仲直りしてくれないの!?”
“結婚してこんな暮らしがしたいよね、って言っていたのに!”
“私への優しい言葉は全部ウソだったの!?”
悲しみというフタを外すと、その下にはマグマのように今もグツグツ煮えたぎる怒りがそのときのまま残っていたのです。それはそれは激しい怒りでした。
しばらく時間を取り、ひとしきり怒りを吐き出してもらいました。
自分の本当の感情と向き合った後、そこには悲嘆にくれるMさんはいませんでした。
たしかに悲しみはある、でもその悲しみも糧としてこの先の人生を歩んでいく、、、そんなまなざしをした力強い女性がそこには座っていました。
訊くまでもなく、Mさんは失恋を乗り越えていました。
”これからどうしていきたいですか?”と尋ねると、
“まずは自信をつけたい、自分のことをもっと好きになれるようになりたいです。そうすれば、次の恋愛の時にはお互い支えていけるよい関係が築けると思うから”
と教えてくださいました。
あなたがもし、失恋からずっと立ち直れずにいるのなら、そこには”怒り”をはじめとする感情がフタをされ抑えられている可能性があります。
だとすれば、今のままではたとえ時間がたっても解決することはありません。
あとどれぐらい、今の状態を続けられそうですか?
別れを受け入れることは確かにつらいことなのかもしれない。。。
でも同時に、そういうことがあるからこそ人はより強く・幸せになっていこうと思えるし、事実そうなっているような、と僕は思うのです。
大丈夫、あなたはまた必ず幸せになります。
そのために”別れを受け入れて前に進む”その準備ができたら、どうぞこちらから初回ヒアリングセッションをお申し込みください。
あなたの幸せを全力でサポートさせていただきます。
一緒にがんばっていきましょう。
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