結婚願望がない、の裏側・深層心理

みなさんこんにちは

恋愛セラピストの青木大です。

今日のテーマは"結婚願望がない"です。

以前あったクライアントさんで、

"結婚願望がないんです。私って変なんですかね"

"この先もずっとそういった気持ちがわかないかもしれないと思うとちょっと不安です"

という方がいらっしゃいました。

今日はこの話を元に"結婚願望がない"人の心の中で何が起こっているのか、深層心理について見ていきましょう。

結婚がもたらす苦悩
結婚願望がない・・・ではなくて
あなたの結婚を封印するものたち
時間がたてば結婚願望は出る・・・？？

結婚がもたらす苦悩

ヒアリングが進み、深層心理をチェックするために次のようにイメージをしてもらいました。

ーーー

今付き合っている彼が目の前にいると思ってください。その彼が次のように言います。

"◯◯。僕と結婚して欲しい"

ーそのシーンをイメージするとどんな感じがするでしょう？

うーん...という感じがします。体が重い感じです。

ーその重い感じがもし喋るとしたら何て言ってそうですか？

「結婚は今はちょっと・・・」ですかね

ーもし今結婚すると、◯◯さんに何が起きるんでしょう？

結婚したら、その先こんな自分でうまくやっていけるかどうか自信がないし不安です・・・

ーーー

ということでした。

結婚願望がない・・・ではなくて

こういう風に整理してみるとよく分かりますよね。

彼女は結婚願望がないのではなくて

"自分に自信がなくて結婚後うまくやっていけるか考えると不安で恐い"

そんな風に心の中で思っているのでした。

ただ、そんなことをずっと考えていると、、、しんどいですよね。

だからそんな不安や恐怖と向き合わないですむように、そもそも結婚したいだなんて頭に浮かばないようにしていたのです。彼女の潜在意識が彼女を守るために"結婚"というものを封印していたんです。

あなたの結婚を封印するものたち

先の例では"自分に自信がない"ことが封印の原因となっていますが、同じようなことが以下のような場合にも起こり得ます。

1.自分に幸せは似合わない

2.母親が嫌い、母親に嫌悪感を抱く

3.家庭が安全な場でなかった

4.人と親密になるのが恐い

5.命に対して疑問がある

それぞれみていきましょう。

1.自分に幸せは似合わない

主に家族の誰かが病気をしていたりして、自分だけ幸せになってはいけない、自分が幸せになることが禁止されているケースです。自分が幸せになると、幸せではない親から切り離されそうという恐れが結婚（＝幸せに繋がるもの）を禁止する場合があります。自分が不幸でいることで、親との繋がりが得られると無意識で思ってしまっているのです。

2.母親が嫌い、母親に嫌悪感を抱く

娘と母との関係が悪いと

"結婚して自分も母親(＝母と同じ存在になる)になる"

ということに抵抗感があり、そうならないために結婚が封印されることがあります。

母親が家族を顧みない場合や、母親の浮気が発覚して嫌悪感や軽蔑心が生まれた場合などに起こることがあります。

3.家庭が安全な場でなかった

一般的に"家庭＝幸せ"などと結びつけられることが多いですが、人によっては両親のケンカが絶えなくて、"家庭＝危険"と結びついていることがあります。この場合、"自分が家庭を持つこと＝危険の中に飛び込むこと"になるため、これを避けるために心がブロックをかけます。

4.人と親密になるのが恐い

親との関係の中で家庭に対してそこまでネガティブなイメージがなくても、人と親密になることに抵抗感や恐怖・苦痛を感じるということがあります。この場合、人と親密になって苦しむことを避けるために結婚願望や交際願望がブロックされたりします。

5.命に対して疑問がある

人によっては"自分が生きていること"に否定的で、"どうして自分は生きているのだろう・・・""自分なんていない方が良かったのかもしれない"と自分の存在に対して強い疑問を持つ人がいます。親からのネグレクト(無視)などが原因になりえます。強く出ると"みんな死ねばいいのに"という発想を抱くこともあります。"命"に対して抵抗感があるため、"結婚ー出産"と考えると、苦痛が生じるのを避けるために、結婚という発想が浮かばないようにブレーキがかかりやすいです。この場合、仮に結婚したとしても、不妊症に悩まされる場合があります。