幼少期の記憶の有無から判断する心の傷
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"自分が幼少期に問題を抱えていたのかどうか"
と言われた時に
たとえばいじめがあったりとか、あるいは家庭や虐待や離婚があったという場合には本人も問題があったということを容易に自覚することができます。
一方で、そういった分かりやすい事情はないものの、セラピーなどでよくよく見てみると、子供にとっては耐え難い苦しみを味わっている、ということがわかる場合があります。
こういった問題の有無を判断する方法のひとつに
"幼少期の記憶が残っているかどうか"
があります。
残っている人は問題がある、ということがいいたいのではありません。
極端に残っていない、という人の場合に、実はその裏に問題を抱えているということをここでは言いたいのです。
記憶と感情と
ここで問題です。
"今週の月曜日の晩御飯に食べたものはなんですか?"
思い出せましたか?思い出せる方もいるかもしれませんが、これに答えるのはなかなか難しかったりします。
ではもうひとつ。
"ファーストキスをした時の相手の顔や場所はどんなものでした?"
こちらはどうでしょう?
結構思い出すことができるのではないでしょうか?
人によっては何十年も前のことかもしれないけれど、大抵の場合大なり小なり記憶に残っているものです。
この二つの違いはなんでしょうか?
それは"感情"です。
人の記憶は"大きな感情を伴った出来事"を深く刻み込みます。
実際、記憶術の中にはこのメカニズムを利用して、覚えたい事柄と強い感情を結びつけたイメージを作る、ということをしたりするものもあります。
耐え難い痛みの記憶
"あれ?なんか話がおかしくないか?"
そう思われた方、大丈夫です。
そうです、ここまで読むと話が矛盾するように書いています。
"大きな感情を伴った出来事は記憶される"といいながら
"幼少期の記憶がほとんどない方が実は問題を抱えていたりする"
と言っているのですから、これでは矛盾していますよね。
でもこの話、矛盾しないのです。
なぜなら人は...
"あまりにも大きな痛みは忘れ去る"
という反応が起こるからです。
本人にとって耐え難い痛みがあった時に、その痛みを感じたままでいるのは・・・ツラいですよね。
そんな時にその感情を感じないようにするためにどうするか...
人は心を麻痺させるのです。
だから、本当は激しい恐怖や悲しみ、怒りを感じるような出来事があったのだけれど、その気持ちを記憶から抹消し、その出来事も一緒に封印するのです。
記憶がない、特に印象的な出来事がなかったのではなくて、間違っても思い出さないし感じないように心がプロテクトをかけていたのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
"幼少期に問題があったかどうか"
を判断する材料として"小さい頃の記憶があるかどうか?"が使えるという話でした。
もし今同じような問題が繰り返し起こっていて、しかも別に家庭にそれほど問題があったわけでもないように思えるしさっぱり原因がわからない。
そんな時は実は上記のような感情と記憶の封印が起こっている可能性があります。
気になる方は、カウンセラーやセラピストにそのことを尋ねてみてください。
もし僕のところで話を聞いてみたい場合はコチラからヒアリングセッション申し込みしてください。
https://blog.renai-therapy.com/hearing/