一歩を”ポン”と踏み出すためのお手軽テクニック
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こんにちは
恋愛セラピスト青木大です。
今日は僕の好きな本からちょっとしたワークの紹介です。
石井裕之さんの「チギレグモノ、ソラノシタ」という本です。
「逆説の接続詞の前後をひっくり返して文章を再構築する、というゲームです」
「ぎゃ……逆接?」
「逆接の接続詞です。”しかし”とか”でも”とか。英語で言えばBUTですね」
「なんだか、面倒くさそうなゲームですね……」
「それじゃあ、”面倒”というキーワードで例文を作ってみましょうか」
「はぁ」
「たとえば、『ダイエットしたい。でも、ジムに通うのは面倒』というのはどうです?」
「あはは、それ、私、日ごろから思ってます」
「口に出して言ってみてください。言いながら、文章の印象を感じてみてください」
「はい。えっと、『ダイエットしたい。でも、ジムに通うのは面倒』……」
「どんな感じですか?」
「なんか億劫で、ちょっと運動する気にはなれませんね」
「ええ、そうですね」おじいさんは、満足そうに頷いた。「では、逆接の接続し、つまり”でも”の前後をひっくり返してみてください」
「”でも”の前後をひっくり返す?えっと……『ジムに通うのは面倒。”でも”ダイエットしたい』……?」
「そうです!そしてそれに”だから”をつけて文章をまとめてください」
「『だから……ジムに通おう』」
「全体を通して、もう一度」
「えっと、『ジムに通うのは面倒。でも、ダイエットしたい。だから、ジムに通おう』」
「いいですね。どんな印象を受けますか?さっきと比べて」
「あれ、面倒だっていう気持ちがちょっと薄らぎますね。なんか、運動しようかな、なんて気持ちになるような気がします」
「そうですね」
「でも、これはどうしてなんですか?どうして、面倒だっていう気持ちが消えちゃうんですか?」
「"でも"という逆接の接続詞が、前に来る言葉の印象をキャンセルしてしまうからなんです」
人間の思考って、言葉による影響を思っている以上に受けます。
ここでの例のように
「○○したい。でも■■するのは面倒」
というフレーズを、結構僕自身今現在も使ってしまうことがあります。
日常の中に結構出てきませんか?
“お菓子を作って持っていきたい。でもぶっちゃけ作るの面倒。時間もないし、バターだってないし…”
"英語を勉強したい。でも初めての場所に入っていくのは億劫だし、ちょっと怖い"
ほとんど反射的に口をついて出てくる。
タチのわるいことに、口にした瞬間に、ドッっと、ネガティブな感情が表に出てくる。
そういう経験ってないですかね?
そんな時にこの話とワークを思い出すようにしています。
面倒……“おっと、あぶね、そうだった、そうだった。逆にするんだったわ”
「■■するのは面倒。でも○○したいし、○○する方が面白そう」
文字で書くと”そんなもんかねぇ~”と感覚があまり湧いてこない方の方が多いかと思います。
僕自身、最初この話を読んだときは半信半疑だったので(笑)
しかし、実際に自分が直面したときに、声に出してもいいし、頭の中でもいい、この”でも”の前後を逆にするワーク、ぜひぜひ取り組んでみてください。
ほとんどの場合、”面倒”とか”億劫”とか感じるのは最初の一瞬。
その一瞬を”ポン”と超えるには、こういう思考のゲームが一番です♪
--面白い、楽しい、ワクワクすることは、いつだって面倒なことに隠れてやってくる--